徒然日記(ブログ)│京都 湯の花温泉 すみや亀峰菴

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オーストリアワイン紀行 その4 ワイナリー訪問記 プラガー編

2018年6月20日

徒然日記

オーストリアは白ワインの生産量が全体の3分の2をしめる国ですが、
その中でも、ヴァッハウ地方では生産されるワインのほとんどが白ワインです。
ここでは、古くから、高貴な白ワインが生産されており、
グリューナーフェルトリーナーとリースリングが重要な品種です。

 


プラガーは、白ワインしか作っておらず、
なおかつ、グリューナーフェルトリーナーとリースリング以外のブドウは作っていないワイナリーです。

それでは、ワインにそんなにバラエティがないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
そんなことはありません。

 

「畑の味を瓶に詰めたい」

彼は、ヴァッハウの様々なところに実に70以上の畑を所有しています。
総面積が18ヘクタールですので、一つの畑は0.3ヘクタールにも満たないのですが、
それぞれが地質的に違う特徴を持ち、様々なキャラクターを生み出します。

 

「100種類以上のグリューナーフェルトリーナー」

ヴァッハウにアフライテンという有名な畑があるのですが、
彼はそこを標高別にさらに3つに区別して、異なるワインを作っています。
その中の一つ、彼の名を冠した「ボーデンシュタイン」という畑
そこには、異なるDNAタイプのグリューナーフェルトリーナーがなんと100種も植えられているとのこと。
(たいていの場合は、接ぎ木するので同じタイプなのです)
年月をかけて、古い畑などから集めてきたとのこと。


もと、学者というだけあり、他のワイナリーとは違う切り口で、生徒に教えるような口調で
お話をされていました。
どれも興味深く、今後プラガーのワインを飲む時はアカデミックな気持ちで飲めそうです。

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