骨董の器で春を愉しむ
春 季節の特別料理「筍と山菜 丹波牛のお料理」
この日は特別に、先日 知人にいただいた江戸後期の骨董の器に料理を盛り付けました。
朱塗りの膳は「一の膳」と「二の膳」の、二客揃いのもの、鮮やかな赤い銀朱のお膳に 笹の葉と筍の瑞々しさが際立ちました。
蓋物は、すごく細密な絵が施され赤と金と呉須の青が効いた柄行き、筍の若竹煮に蕗と木の芽を添えて。
黒塗りの丸い脚付き膳には、春の八寸を二人前盛り付け。 花見団子に見立てた串、ボンボリ、桜の花びらの器、吉祥の”日陰のかずら” の緑が引き締めてくれました。
「骨董」昔に作られた器は、もう二度と同じものには出会えない貴重なもの
年月を経ても色あせない、細やかな美しさがさらに お料理を引き立ててくれます。
格調のある器で料理も栄え、
和食の神髄に触れたような気がします。
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