京都では毎年８月１６日、夏空に浮び上る五山の送り火は
祇園祭とともに京都の夏を彩る風物詩です。
今年の送り火はあいにく、土砂降りの雨でした。
中止になりそうなくらい強い雨でしたが、そこは京都の伝統行事！
すべての山が無事点火されました。

実は、京都市内出身の当菴スタッフ（私・・）が
妙法の「妙」の字に火をつけに行って参りました。



こちらが火をつける前です。
夜になる前に各自 薪を山へ上げ、組んで準備し、
雨よけのビニールをかぶせておきます。

夜、点火前は京の町の明かりが次々と消え、
五山の送り火に備えます。
京都タワーももちろん真っ暗です。

そして点火した写真がこちら！↓

写真にしっかり写るくらい雨が激しく降っておりますが、
それでも炎が消えることなく火の粉をあげて燃えています。



毎年、雨でも着火の時には不思議とやむそうですが、
今年はやまず、何十年ぶりかの土砂降りの中の作業だったようです。
雨音で点火の合図が聞こえませんでしたが、決められた時間に作業開始。
傘を投げ捨て、火を素早くつける様子は、さすが皆様手馴れていらっしゃいます。
マッチが濡れないよう、何人か固まって、助け合いの作業です。

これで今年も無事、ご先祖の精霊を見送ることができました。

 

ちなみに妙法では、もう一つ見どころが・・・！

１５日と、１６日の送り火終了後、午後９時頃から１時間
涌泉寺で「題目踊」「さし踊」が行われます。 実は、私もこの背中に「妙法」と染め抜かれた浴衣を着て参加させていただきました。



京都市の登録無形民俗文化財に指定されています。

日本最古の盆踊りだとか・・・

 

 

 

妙の送り火の全体画像はこちらからお借りいたしました。
ありがとうございます。
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